2021/01/06 14:20
ローリン・ヒルが、デビュー・アルバム『ミスエデュケーション』以降、スタジオ・アルバムを1枚も発表してこなかった理由について、最新のメール・インタビューで回答した。
約23年前にリリースされ、「エックス-ファクター」、「ドゥー・ワップ(ザット・シング)」、フランキー・ヴァリのカヴァー「君の瞳に恋してる/Can’t Take My Eyes Off Of You」などが収録されているこのアルバムは大ヒットを記録し、【グラミー賞】を授賞するなど、今なお名盤として名高い。昨年9月に公開された米ローリング・ストーン誌による最新の“500 Greatest Albums”リストで、『ミスエデュケーション』は10位に入った。ヒップホップ・アルバムの中では最高位だ。
2021年1月5日に公開された、米誌ローリング・ストーンによるAmazon Musicポッドキャスト・シリーズ『500 Greatest Albums』の最新エピソードのために、滅多にインタビューに応じない彼女がメールでの質問に答える形で、次のスタジオ・アルバムをリリースしなかった理由について説明している。
彼女は、「面白いことに、私のレーベルの誰かが私に電話してきて、“もう一枚アルバムを作るために我々にできることはありませんか”と聞いてきたことが全くなかったんです。ただの一度も。全くって言いましたっけ?全くなかったんですよ!」と明かしている。
さらに彼女は、「“ミスエデュケーション”に関しては、前例がありませんでした。大部分において自由に探り、実験し、表現することができました。(ところが)“ミスエデュケーション”のあとからは、触手をもった妨害者、(組織内の)権力闘争、抑圧しようとする計略、非現実的な期待、そして妨害工作を行う者たちがあらゆるところに多く出没しました」と振り返り、「私のアルバムに関連した自分の成功について、自分視点の物語に私を含めた人たちがいたのですが、(自分の物語が)私の経験と矛盾していたら、私は敵とみなされたのです」と語っている。
『ミスエデュケーション』のレガシーについては、「私はずっと、芸術的な意味で割と自分を酷評しがちなので、(今)聴くと違うやり方もあったかもと思うことはもちろんありますが、自分にとってあのアルバムにあるLOVE、情熱、意図は否定しようがありません」と彼女は述べている。
「私の意図は単に、音楽や、社会的・政治的苦闘における男女の先人たちに、彼ら彼女らが私たちに与えるために犠牲にしたものを誰かが受け取ったということを知らせる何かを作ることだったのだと思います。そして自分の仲間には、その真理の中を堂々と自信を持って歩けるのだということを知らせるためです。当時はそうすることを義務、または責任だと感じていました」と彼女は説明し、「私は規範に盾付き、新しい基準を紹介しました。“ミスエデュケーション”はそれをしたと信じていますし、今も自分がそうしていると、慣例が疑わしいときは慣例に逆らっていると信じています」と語っている。
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